世界で最も急成長しているオンライン旅行予約プラットフォームのひとつであるアゴダはこのたび、日本最大手の旅行会社である株式会社JTBとの業務提携の取り組みとして、国内旅行予約サイト「るるぶトラベル」と、訪日外国人向け宿泊予約サイト「JAPANiCAN.com」の公式サイトをリニューアルいたしました。この2つのサイトには、マーケティングの最適化・機械学習・AIにおいてアゴダが持つ技術や専門知識が最大限活用され、この規模のものとしてはアゴダ初のホワイトラベル提供となります。
JTBとの業務提携発表から現在までの約12ヶ月間、JTBとアゴダのエンジニア、デザイナー、プロダクトやマーケティングのエキスパート、事業開発担当者、営業担当者ら100人以上が、ユーザーの使いやすさ向上、検索・予約時の接続や結果表示のスピードアップなど、検索・予約手続きの円滑化を図り、サイト上での顧客の手間を省くテクノロジー開発のために協力してきました。
さらに、宿泊施設のタイプ・場所・予算などで関連性のある選択肢を表示するなど、検索を個人に合わせてカスタマイズすることに、アゴダのAIと機械学習のツールが大いに役立っています。これにより、ユーザーは今までよりもずっと効率的に、各自の希望にマッチする結果を得やすくなりました。また、これにはアゴダのマーケティング最適化技術が組み込まれ、JTBがユーザーを追跡し、適切な宿泊施設の候補を提示するのに役立っています。
上記のように、リニューアルした両サイトではアゴダのテクノロジーやインフラが活用されているほか、両サイトが視覚的にも「るるぶトラベル」と「JAPANiCAN.com」のブランディングに貢献するよう、また業界の特質上必要な機能やプロセスを備えるよう、アゴダはJTBと密に連携して作業を進めました。そのようなプロセスや機能の例として、JTBが推奨する決済代行システムによる支払いフローの統合や、食事プランと客室の予約状況の設定などがあり、日本の顧客の期待と、旅館などの伝統的な宿泊施設の要望との最適なマッチングに役立ちます。
リニューアルした「るるぶトラベル」のサイトでは12,000軒、「JAPANiCAN.com」のサイトでは8,000軒の宿泊施設の検索が可能です。
アゴダのCEOであるジョン・ブラウンは、次のように述べています。「このプロジェクトは単なる改良ではなく、接続性やプロセスを改善し、最終的にJTBのデジタル・Eコマースを進展させるための、アゴダによる完全な再構築です。アゴダにとっても、JTBのような有名で信頼を置かれている企業に私たちの卓越した技術を提示する機会となり、そして何よりも、デジタルトラベルの世界への素早い移行のサポートができた、とても有意義なプロジェクトでした。」
「アゴダでは、 “アジアのシリコンバレー”としてバンコクのオフィスでエンジニアを1000人以上雇用し、旅行をさらに手軽にするための業界屈指の技術を目指して試行錯誤を繰り返しています。アジアでは特に、旅行業界の競争が厳しくなっていく中で、このような方法でデジタル収入を増やしたいと考えている老舗パートナーは多数存在すると思います。」
両社提携の一環として、アゴダはJTBが有する12,000軒分の客室在庫への優先アクセス権を持ち、アゴダのユーザーは日本全国でより多彩な宿泊施設をベストプライスで利用可能となります。
アゴダとJTBは、JTBの提携宿泊施設が客室やプランを最大限活用できるようなネットワークシステムの構築など、他のプロジェクトでもコラボレーションを予定しています。