FIFAワールドカップ2022開催期間中の宿泊施設 | カタール周辺国での宿泊

4年に一度行われる世界的なイベント、FIFAワールドカップが間もなく開催されます。 今回のワールドカップの開催地は、芸術、建築、そしてビーチで名高い半島の国、カタールです。 2022年11月21日から12月18日まで、カタールには代表チームを応援するために現地入りするサッカーファンが、世界各国から集結します。 FIFAワールドカップ2022を観戦する旅行者にとって重要となるのが、宿探しでしょう。 今回は、旅の計画に欠かせない情報をお伝えします。

ワールドカップ2022宿泊施設ガイド

FIFAワールドカップ2022の開催を間近に控えて、カタールでは宿泊施設を確保することが徐々に難しくなっています。 ホテルの予約は埋まりつつあり、それに伴い、価格も上昇しています。 カタールでホテルを予約できない場合や、できるだけ費用を抑えたい場合は、近隣の国に滞在するという選択肢があります。 さっそく、カタールまたは近隣諸国での滞在に最適なオプションを見ていきましょう。

ワールドカップカタール2022の人気ホテル

FIFAワールドカップカタール2022の試合会場にできるだけ近い宿泊施設をカタール国内で確保したいという場合は、カタールにあるこちらのホテルをおすすめします。 各施設は、試合会場となる複数のスタジアム近くに位置しています。

1. アル マンスール スイート ホテル

アル マンスール スイート ホテルはゲストの満足度が高く、素晴らしいアメニティが用意されている4つ星の宿泊施設です。 試合を観戦していない時間でも、スパでリラックスしたり、屋内プールを楽しんだり、フィットネスセンターを利用したりと、充実した時間を過ごせます。 モダンなスイートルームや客室には、清潔かつ快適な空間が広がっています。 アル・トゥマーマ・スタジアム、ラス・アブ・アブード・スタジアム、ハリファ・インターナショナル・スタジアムなど、ワールドカップの舞台となる複数の競技場へもアクセスしやすい、市内中心部に位置するホテルです。

2. VIP ホテル

VIP ホテルは、ドーハ中心部の近くに位置する快適なホテルです。 モダンな建築やスタイリッシュな内装のほか、多国籍料理やモロッコ料理を提供する複数のレストランも併設されています。 さらに、スパ、サウナ、フィットネスセンター、24時間ルームサービスなど、試合からの帰りが遅くなっても安心できる充実したアメニティを備えています。 空港のすぐそばに位置するこのホテルは、トゥマーマ・スタジアム、ラス・アブ・アブード・スタジアム、アル・ワクラ・スタジアムへのアクセスも便利です。

3. ホライゾン マナー ホテル

地下鉄から近い4つ星ホテル、ホライゾン マナー ホテルは、試合当日のスタジアムへのアクセスも簡単です。 エレガントで快適な客室からは、湾岸とスカイラインの景色を楽しめます。さらに屋上には屋外プールが設置されています。 レストラン、バー、ナイトクラブも併設されており、夜のエンターテイメントも満喫できます。 このホテルはラス・アブ・アブード・スタジアムのすぐ近くにあります。

4. チェアマンホテル

3つ星のチェアマンホテルは、より手頃な価格帯で市内中心部の宿泊施設をお探しの方におすすめです。 公共スペースは華やかに演出され、客室には上品な内装が施されています。 このホテルでは、スパやマッサージでリラックスしたり、フィットネスセンターで運動したりと、充実した時間を過ごせます。 トゥマーマ・スタジアムやラス・アブ・アブード・スタジアムでの試合観戦に打ってつけのホテルです。

5. エズダン パレス ホテル

せっかくカタールに滞在するなら、ラグジュアリーな空間での宿泊体験を楽しみませんか？ エズダン パレス ホテルは、素晴らしい評価を得ている5つ星ホテルで、それに見合うだけのアメニティが揃っています。 客室には華やかなゴールドの装飾が施され、洗練されたレストランでは豪華なシャンデリアの下でお食事を楽しめます。 広々としたプールと神秘的なシャンデリアが、心からくつろげる空間を演出します。 市の北部に位置するこのホテルからは、ルサイル・スタジアムへのアクセスが便利です。

近隣諸国に滞在する利点

カタールに滞在するのが理想とはいえ、多くの場合は空室状況と価格が大きな障害となるでしょう。 こうした場合は、カタールの近隣諸国に滞在して、試合当日に飛行機で移動するのがベスト。 カタールの近隣諸国の多くは、リーズナブルな価格の宿泊施設を提供しており、まだ空室も残っています。 選択肢が増えることで自分に合ったホテルを選びやすくなるうえ、カタール国内よりも宿泊客が少ないため、より良いサービスを期待できます。 カタールの近隣諸国からはドーハへの直行便が手頃な価格で利用できるため、国境を越えた移動も簡単です。 なにより、試合と試合の合間に中東の新しい国で散策や観光を楽しめるのは、またとないチャンスと言えるでしょう。

カタール近隣諸国の宿泊地おすすめトップ5

カタール近隣で滞在先としておすすめなのは、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、オマーン、クウェートの5カ国です。 ここからはおすすめの滞在地の概要をご紹介します。

1. サウジアラビア

サウジアラビアは、カタールと唯一国境を接する国。ワールドカップ2022のために滞在するには最適な周辺国の一つです。 さらに、リヤドからドーハまでのフライトはわずか1時間半ほどです。 ただし、開催日が近づくにつれて航空運賃の高騰が予想されるため、カタールまで車でアクセスするという方法もあります。 リヤドからドーハまでは約6時間のドライブとなりますが、その分、値段もお手頃です。

2. アラブ首長国連邦

アラブ首長国連邦（UAE）は、その国自体が人気の観光地なので、試合観戦の合間にさまざまな観光スポットを楽しめます。 アブダビまたはドバイからの直行便は、どちらも約1時間です。 予算を大幅に抑えるために車でアクセスする場合は、約6〜7時間程度かかります。

3. バーレーン

ペルシャ湾に浮かぶ美しい島国、バーレーンは、試合の合間にリラックスしたり、買い物をしたりと、寛ぎの一時を過ごすのに最適な場所です。 バーレーンからカタールまでは車で5時間弱、飛行機での所要時間はわずか40分です。 できるだけカタールに近い場所に旅の拠点を置きたいなら、バーレーンをおすすめします。

4. オマーン

オマーンは豊かな文化とラグジュアリーな景色で知られており、カタール周辺の滞在場所としては最良の選択肢の一つです。 オマーンからの車でのアクセスは最大10時間かかりますが、飛行機なら首都のマスカットからドーハまでは、直行便でわずか1時間40分の距離です。

5. クウェート

クウェートはエネルギッシュかつ華麗な近代都市。高くそびえる高層ビル群と伝統的な寺院が混在しています。 クウェートからワールドカップの試合会場までは車で約9時間かかりますが、クウェートからカタールへのフライト所要時間はわずか1時間30分です。

ワールドカップ2022観戦のヒント

FIFAワールドカップ2022の旅を確実に成功させるためにも、旅行を計画する際に押えておきたいポイントをいくつかご紹介します。

ハイヤカードの申請

カタールに滞在する場合でも、近隣国でホテルを予約する場合でも、出発前にハイヤカードの申請を行う必要があります。 デジタルハイヤカードは、FIFAワールドカップ2022の試合観戦に欠かせない、オールラウンドな許可証です。 航空券の購入や宿泊施設の予約が済んだら、早速オンラインのハイヤポータルまたはハイヤアプリからカードの申請を行いましょう。 ワールドカップ開催期間中、海外からの渡航者にとってはハイヤカードがカタールへの入国許可証として機能します。 さらに、試合当日に無料の送迎などを利用できる特典も用意されています。 ハイヤカードの申し込みには、有効な試合の観戦チケット、旅行書類、高画質の写真、宿泊証明書が必要です。

ドーハまでのフライト

多くの旅行者は、試合当日に近隣諸国からカタール航空を利用してカタール入りすることになります。 カタール航空は、カタールから最も近い都市であるリヤドを含む、サウジアラビアのほとんどの都市からドーハへの定期便を運航しています。 UAE、マスカット、バーレーンまたはクウェートからカタール入りする場合は、多くの場合でカタール航空を利用することになるでしょう。 クウェートから出発する場合はクウェート航空も利用できます。また、UAEのアブダビからカタール入りする場合はエティハド航空も便利でしょう。