京都モデルコース 3日間・5日間 | 初めてでもリピーターでも楽しめる完全ガイド

Last Updated: November 06, 2020

何度でも訪れたい心の故郷・京都。初めての京都旅行であれば、まずは有名スポットをおさえておきたいところ。2回目以降の訪問でも、毎回違う魅力を発見できるのがこの街です。この記事では3日間～5日間の京都モデルコースをご紹介。気になるスポットを組み合わせて、自分オリジナルのプランを立てましょう！

京都モデルコース – 1日目：祇園・東山エリア

京都での初日は、歴史的な街並みが残る東山エリアと京都を代表する花街のひとつ・祇園からスタート。見どころが非常に多いうえ、素敵なお土産屋さんやお食事処もあります。

清水寺：一日の始まりは清水寺から。いわずと知れた日本屈指の寺院であり、17件から成る「古都京都の文化財」のひとつでもあります。本堂の東側の階段を下りきった所にある音羽の滝は三筋に分かれており、その水を飲むことより、それぞれ学業成就・恋愛成就（縁結び）・延命長寿にご利益があるとされています。参拝料は400円。東山エリア：八坂神社へ向かう途中には、古き良き京都の風情が感じられる石畳の通りがあります。東山エリアにあるこの通りには、伝統工芸展、お食事処、カフェなどが軒を連ねています。朝9時～10時頃から営業しているところも多く、朝早くにでかけて軽食を取ったり、ゆったりお土産を見たりするのに最適です。

八坂神社（祇園社）：八坂神社（祇園社）は通りの突き当たりにあります。地元では「祇園さん」として親しまれる有名な神社であり、無料で参拝することができます。色彩豊かな本殿、美しい参道や門など、ゆったりと見学を楽しみましょう。

哲学の道：熊野若王子神社と銀閣寺を全長約2kmにわたって結ぶ、運河沿いにのびる散歩道。日本の道百選にもなっており、春には桜、秋には紅葉の名所として知られています。哲学の道の途中には、小さなお寺や神社、カフェ、お店があるので、立ち寄りながら、1時間ほどかけて歩くことのがオススメです。

祇園エリア：散歩の後は、祇園エリアを訪ねましょう。祇園には京都を代表する花街があることから、芸舞妓さんがおもてなしに訪れる料亭（お茶屋）が並んでいます。メインストリートの花見小路通を進んで、京都情緒あふれる白川エリアまで散策してみましょう。

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京都モデルコース – 2日目：北西部・嵐山エリア

京都での2日目は、午前中に市内北西部にある美しい寺院を見学します。午後には麗しの嵐山を訪れます。必ず写真に収めておきたい人気撮影スポットを訪れるので、しっかりカメラを準備しておきましょう。

金閣寺：金閣寺は正式名称を「鹿苑寺」と言い、京都の世界遺産のひとつでもある有名な観光名所です。拝観可能時間は午前9時～午後5時までで、拝観料は400円です。観光客の混雑を避けるなら、早めに到着した方が良いでしょう。

龍安寺：もう一つの美しい禅寺といえば、枯山水の石庭で有名な龍安寺です。拝観料は500円で、石庭を鑑賞できる縁側に登ることができます。石庭の正確な築造時期や作者、意図には諸説あり、謎深い庭として様々な憶測を呼んでいます。境内には美しい池もあります。

仁和寺：17件から成る「古都京都の文化財」のひとつで、かつては皇室出身者が代々住職を務めていました。仁和寺の御殿の拝観には500円かかりますが、無料エリアもあるので、見学箇所を絞って訪れてもよいでしょう。「御室花まつり」（桜の開花時期）期間には特別入山料が必要となります。

嵯峨野竹林の道：「嵐山の竹林」とも呼ばれる、京都を代表する観光地。高さ約30mの竹が並ぶ散歩道には平安時代の趣を感じることができ、有数の撮影スポットとなっています。毎年12月に開催される「嵐山花灯路」では、夜にライトアップが行われ、幻想的な雰囲気が大人気です。

天龍寺：2日目に訪れる4つ目のお寺は、嵐山エリアにある天龍寺です。日本初の国の史跡・特別名勝に指定された名庭園「曹源池庭園（そうげんちていえん）」が見どころ。庭園入場には500円、諸堂参拝には300円追加が必要です。

渡月橋：2日目最後の観光地に行くには、渡月橋を渡ります。桂川に掛かるこのエリアのシンボル的存在。嵐山をバックにした風景は風光明媚で、特に春や秋には美しい景色が広がります。

嵐山モンキーパークいわたやま：盛りだくさんの1日を締めくくるのは、ハイキングと、お猿さんとのふれあいです。嵐山モンキーパークいわたやまへの道は、ちょっとしたハイキングコースになっています。頂上に待っているのは、素晴らしい景色とお猿さんたちです。ここでは野生の猿に餌を与えることができますが、その時には決して猿に直接触れたり、目を見たりしないようにしましょう。

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京都モデルコース – 3日目：伏見稲荷大社・京都の繁華街

京都での3日目は、2005年に公開されたハリウッド映画「SAYURI」をはじめ、様々なテレビ番組や漫画にも登場する、京都を代表する観光スポットを午前中に訪れます。その後は、賑やかな京都の繁華街を訪れ、お買い物を楽しんだり、旅行のお土産を見つけたりしましょう。

伏見稲荷大社：京都を初めて訪れるなら、伏見稲荷大社はぜひとも訪れたいスポットです。神社自体の美しさもさることながら、注目はなんといっても有名な千本鳥居。見事な朱塗りの鳥居をぬけてから30分ほど登ったところにある四つ辻は屈指の展望スポット。京都の街並みを一望した後は、稲荷山を目指してさらに登り進めましょう。鳥居から神社へ向かう「お山巡り参道」は常時開放されており、無料で参拝することができます。

錦市場：京都でローカルな体験をするなら、京都の繁華街にある錦市場を訪れましょう。100軒以上の店舗が軒を連ねており、そのほとんどが午前9時～午後6時頃の間に営業しています。京都でとれた野菜や鮮魚、お茶などの他、バラマキ土産にもおすすめな包装された商品も販売されています。また、包丁や調理器具などの食品関連のギフトを探すなら、有次がおすすめです。

京都BAL：最新のデザイナーズブランドをそろえたファッションビル・京都BALは、錦市場から徒歩10分ほどの場所にあります。京都の一等地にある高級ショッピングスポットですが、予算を抑えた旅行をしている場合でも、優雅で高級感のあるお店を見て回り、ウィンドウショッピングをする価値は十分にあります。

京都駅：京都駅は京都に旅行する際の交通ハブですが、それだけではなく、様々なお店、カフェ、レストランなども充実していて、散策するだけでも楽しめるスポットです。地下街のポルタや伊勢丹など、周辺や館内には百貨店やショッピングモールが入っています。また、コンサートや演劇を上演する京都劇場もある他、7階には美術館「えき」もあります。

京都タワー：繁華街で美味しい食事をした後は、京都タワーから京都の夜景を上空から眺めましょう。タワーは京都駅の向かい側に位置し、高さは130mを超えます。360度見渡せる展望台は毎日営業しており、入場料は800円、最終入場は午後9時となっています。地下には大浴場もあるので、旅の3日目でたまった疲れを癒しましょう。

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京都モデルコース – 4日目：京都中央エリア

京都には3日間の旅行プランには収まりきらない魅力的なスポットがたくさんあります。時間に余裕がある場合は、上記で紹介した場所をまず回り、その後に2日間の旅程を追加して、さらに充実した京都旅行を楽しみましょう。さて、4日目には、京都の中央エリアにある人気の名所を巡ります。

二条城：1603年に築城された二条城は、徳川家の栄枯盛衰をはじめ、日本の歴史の移り変わりを見守ってきました。城内には、大政奉還が表明された二の丸御殿の大広間をはじめ、多くの見どころがあります。入城料/二の丸御殿観覧料は1,030円です。

京都御所：二条城から徒歩15分ほどの場所にあるのが、もうひとつの重要な宮殿・京都御所です。皇居が東京に定められる前まで、歴代の天皇がここを居所としていました。御所の内部はほとんど立ち入ることができませんが、宮内庁職員によるガイドツアー（無料）に参加することで、御所の歴史や文化的意義について学ぶことができます。

京都御苑：京都御苑は、京都御所を含む広大な緑地から成る国民公園であり、いわば「京のセントラルパーク」です。御所を見学した後に散歩をしたり、ピクニックをしたりするのもいいですね。公園内には、京都仙洞御所、厳島神社、閑院宮邸跡などの見どころがあります。

京都府立植物園：京都市内には自然の美しさを体験できる場所がたくさんありますが、たっぷり満喫するなら京都府立植物園へ。日本最古の公立総合植物園であり、巨大な庭園と温室には、12,000種以上の在来植物が育てられています。入園料は200円、温室観覧料200円。室内で楽しめるので、梅雨の時期に訪れるのにおすすめです。

二条城を訪れるなら、ホテルザセレスティン京都祇園への宿泊がおすすめ

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京都モデルコース – 5日目：京都のミュージアム巡り

その街について深く学ぶなら、博物館・美術館を訪れるのがベストです。京都には素晴らしいミュージアムが揃っています。美術館や歴史全般を展示している典型的な博物館もあれば、特定の産業に特化した博物館もあります。1日かけてじっくり見学したい、個性的で内容の充実したミュージアムをご紹介します。

京都文化博物館：平安建都1200年記念事業として1988年の開館以来、京都文化博物館は人々に京都の歴史と文化を伝えてきました。館内では、京都府が所蔵する日本の古典・名作映画を鑑賞できるフィルムシアターをはじめ、京都の歴史・美術工芸の総合展示、特別展などを見学できます。開館時間は午前10時～午後7時30分まで（月曜休館）。総合展示の入場料は500円です。特別展は内容により料金が異なります。

京都国際マンガミュージアム：その名の通り、漫画に特化した博物館が京都にあります。京都国際マンガミュージアムでは、蔵書数5万冊を誇るあらゆるジャンルの漫画が読み放題。漫画にまつわる展示や様々な体験コーナーもあります。読書スペースは居心地が良く、何時間でもとどまっていたくなります。入場料は900円、開館時間は水曜・祝日を除く毎日午前10時～午後6時まで。

京都国立近代美術館（MoMAK）：京都国立近代美術館（MoMAK）は、京都、関西・西日本の近代美術・工芸を中心に活動している美術館。日本画・洋画、版画、彫刻、写真に加え、陶芸、染色、ジュエリーなどの工芸も展示されています。MoMAKの観覧料は、コレクションギャラリーが430円、展覧会は展示内容によって異なります。月曜（月曜日が休日に当たる場合は、翌日が休館）・年末年始が休館、開館時間は午前9時30分～午後5時（金・土曜日は午後8時まで）。

京都国立博物館：市内で最も重要な美術館のひとつが、東山エリアにある京都国立博物館です。MoMAKが20世紀の美術に焦点を当てているのに対し、京都国立博物館は前近代の日本美術を中心とした展示を行っています。展示内容はおおまかに、絵画や彫刻など美術品、陶器や金工品などの工芸品、歴史的建造物や文化財などの考古学の3つの分野に分かれています。月曜・年末年始が休館。開館時間は、午前9時30分～午後8時まで。観覧料は特別展の内容によって異なるので、事前に確認しましょう。

月桂冠大倉記念館：月桂冠大倉記念館は、日本最古の酒造会社のひとつである月桂冠によって運営されています。京都・伏見の酒造りの技と日本酒の歴史・文化に焦点を当てた史料館の他、ミニプラント「月桂冠酒香房」では、本物の酒造機械の展示や、製造工程を順を追って見学することができます。施設見学の後には、日本酒の試飲もできます。開館時間は年中無休で午前9時30分～午後4時30分まで（お盆・年末年始は休館）、入場料は400円。

西陣織会館：京都の西陣織会館では、和装の美しさを感じる「きものショー」、西陣織や養蚕についての資料展示、きもの体験、手織り体験など織物に関して様々な角度から学ぶことができます。売店では京都が誇る西陣織をいかした様々なグッズをを購入することができます。開館時間は毎日午前10時～午後5時までで、入場料は無料です。

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京都モデルコース | おすすめのお食事処・レストラン

旅の醍醐味といえば、その土地の料理を味わうこと。モデルコースの旅程の中に組み込んで、京都の観光とグルメを一気に満喫するのはいかがでしょう。京都には沢山の素晴らしいお食事処・レストランがありますが、その中でも特におすすめの人気店をご紹介します。

寿司清：お手頃にお寿司を楽しめる寿司清は、京都では大丸京都店などに店舗があります。ランチメニュー、セットメニュー、お造りなどの種類が豊富です。
餃子歩兵：京都・祇園発のぎょうざ専門店。ぜひぎょうざ歩兵 祇園本店に足を運んで、「ミシュランガイド京都・大阪版」ビブグルマンにも選出された話題の味を確かめに行きましょう。
畑かく：西陣エリアにある京料理屋・畑かくは、イノシシ鍋を「ぼたん鍋」と名付けた元祖のお店です。鮮やかなお肉を味噌味でいただく鍋は絶品。全国からこの味を求めてわざわざ足を運ぶ人も多いとか。事前予約すれば個室を利用可能で、2名～70名まで収容できます。
肉専科はふう本店：肉専科はふう本店は、京都の中心部の閑静な住宅街にある名店。モダンな雰囲気の中で、上質な和牛ステーキを堪能できます。カウンター席、テーブル席どちらもあり。
お好み焼き克：京都観光に来た外国人の選ぶ格安レストラン1位となっているお好み焼き克は、上品な味わいのお好み焼きが楽しめます。焼きそば、そばめしなどもメニューにあり、お手頃価格で食事をしたいときに立ち寄りたいお店です。
八坂通り燕楽：四季折々の食材を使った料理やおでんを味わえるお店。また、2階はお茶屋さんのようになっており、京都ならではの宴席、舞妓さんとの宴会を手配することもできます。

京都で美食巡りをするなら、古都平安の宿奏 KANADEへの宿泊がおすすめ

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京都からの日帰り小旅行

京都だけでも見どころには事欠きませんが、せっかく関西に来たのなら、周辺エリアへの日帰り旅行を楽しみたいという人もいるかもしれません。京都から数時間以内の移動で簡単に行ける場所のチョイスはいくつかあるので、上記で紹介した京都5日間の旅程に組み合わせたり、もしくは5日間のうちの1日を日帰り小旅行にあててもよいでしょう。

奈良：京都よりも歴史の長い古都・奈良には、寺社仏閣や城郭など歴史的名所がたくさんあります。京都から奈良までは、JR奈良線と近鉄奈良線でアクセスできるため、日帰り小旅行へも気軽に行くことができます。特急は40～45分、普通は1時間強で到着します。奈良には、「奈良の大仏」があることで知られる東大寺や、吉城川に隣接する見事な日本庭園・依水園をはじめとした見どころが沢山あります。さらに詳しい奈良の観光情報はアゴダトラベルガイドをチェックしてみましょう。
大阪：京都と併せて訪れておきたい都市と言えば大阪。京都から大阪までは、京都駅から新幹線で約15分、快速で約30分で行くことができます。大阪城をはじめ、大阪には多くの観光スポットがあるので、ぜひじっくり丸一日かけて回りたいものです。また、大阪の繁華街で買い物をしたり、日本一高いビル「あべのハルカス」の展望台を訪れたりするのもおすすめです。アゴダトラベルガイドを参考にして、大阪への日帰り小旅行を計画しましょう。
高野山：高野山はここで紹介している中では最も遠いスポットですが、時間に余裕がある場合は、立ち寄る価値のある場所です。アクセス方法はいくつかありますが、電車の場合は複数乗り継いで行くことになります。まずは大阪に向かい、乗り継いで和歌山県の橋本に入って乗り換え、最後に高野山の極楽橋駅へ。ここから高野山ケーブルカーに乗って、高野山駅を目指します。京都から高野山までは約3時間の旅になります。山内には寺院が点在しており、宿坊を提供しているところもあります。長旅になるので、高野山で1泊するのがおすすめです。
城崎温泉：京都から電車で約2時間半のところにある全国的にも有名な温泉街。城崎温泉には趣向の異なる「7つの外湯」があり、それぞれを巡って温泉三昧をする「外湯めぐり」という楽しみ方が人気です。温泉宿に宿泊せずとも温泉を満喫できるので、日帰り小旅行にぴったりです。
姫路：京都駅から姫路市へは約1時間半で行くことができます。姫路の観光スポットといえば姫路城。その他にもケーブルカーやハイキングで書写山を登って、パワースポットとして知られる圓教寺を訪れてみましょう。
神戸：神戸に足を運んで、本場の神戸牛を味わってみるのはいかがでしょう。京都から神戸までは1時間半ほどで到着します。南京町（中華街）のある「三宮・元町」エリア、異人館が点在する「北野」エリア、神戸ハーバーランドのある「ベイエリア」など、エリアによって様々な特色がありますが、コンパクトにまとまっているので、1日で十分見て回ることができます。
和束の茶畑：京都府内にありますが、京都駅から1時間ほどの場所にある和束。「茶源郷」と呼ばれる通り、宇治茶の生産量の約4割を占める重要なお茶の産地であり、京都府で提供される緑茶の約半分が和束の茶畑で生産されたものです。ガイド付き茶畑ツアー、お茶摘み体験、製茶体験など、お茶にまつわる様々なアクティビティが楽しめます。